シク教徒たちは『信仰のシンボルに金儲け』とし、憤慨
イタリアの有名ファッションブランドグッチが790ドル(約94万ウォン)のターバン製品で話題になった。
グッチは最近『インディ・フル・ターバン(Indy Full Turban) 』という製品を出したが、このターバンがシク教の男性たちが使うターバンとほとんど同じだ。シク教徒連盟は最近、フェイスブックに『グッチのような企業がターバンのような信仰のシンボルを持って金を儲けようとしている』と批判した。
シク教徒たちは、『グッチがターバンを思い通りに被ったり、脱いだりできる一種の帽子と考えた』と憤慨している。ある教徒はツイッターに『偽のターバンはグッチの偽物を売るよりもよくない』と指摘した。
インド人と言えば、男性用ヘアスタイルであるターバンを思い浮かぶ。しかし、インド人のうちシク教徒だけがターバンを着用する。15世紀のインド北部でヒンズー教の信愛(信愛:バクティ)信仰とイスラム教の神秘思想が融合して誕生したシク教は現在の信徒だけで全世界的に、2千3百万にのぼる世界5大宗教の一つだ。シーク教徒特有の頭上を丸く巻いたターバンは彼らのシンボルだ。
シク教徒たちは、剃っていない髪の毛、鉄のブレスレット、短剣、くしなどを常に身につけることを奨励する。この時、髪の毛を保護するためにはターバンの活用が効果を現したという分析だ。その後、シク教徒たちは自分たちの宗教的シンボルとして模様や色などでファッション感覚が優れたターバンを着用し始めた。シク教徒はターバン着用を絶対視する。
これに対し、アメリカデパートのノードストロームは該当製品をサイトから削除し、「宗教的・文化的シンボルを卑下する意はなかった。傷ついた方々に深い謝罪を伝える』と明らかにした。 しかし、グッチ側はまだ何の立場も取っていない。
グッチは、この2月にも黒人の顔を形象化したセーターに世論の非難を浴びたことがある。当時、グッチは謝罪声明を出し、該当製品の販売を中止すると明らかにした。問題になった衣装は、首から目の下まで覆う黒いハイネックセーターで、口の部分は赤い唇の形を描いて入れた製品だ。黒の肌に大きな唇で象徴されるいわゆる『ブラックフェイス』はこの200年余り続いてきたアメリカ系黒人に対する人種差別的なイメージだ。 (翻訳:SAORI記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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