광고

なにが私の主人か?

이부평 기자 | 기사입력 2019/05/23 [16:21]
『本当の私』で生きる、これは喜怒哀楽に一喜一憂しない。

なにが私の主人か?

『本当の私』で生きる、これは喜怒哀楽に一喜一憂しない。

이부평 기자 | 입력 : 2019/05/23 [16:21]

中国の唐の時代、濟禪師は『水妻作主立処開陣(隨處作主處皆眞:ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり』と言った。「行く先々で主人になれ。留まる所がすべて真理の場所だ」という意味だ。つまり、いつどこで何をしても、自分の人生の真の主人になれば、それがとどまる所は真理の世界、幸福の国になるということだ。

 

人々はだれでも何かを主人として仕える。自分はないというが、『それがなくては生きられない、一番大切だと思う何か』を持っている。それが自分の人生の主人だ。実際、必ずしも必要ないものであっても、私がそれを価値あるように感じて依存することになれば、それは私も気づかないうちに私を支配する主人となる。

 

ある中小企業の社長に『厳親の娘』と呼ばれるほど立派な娘がいたという。容姿も綺麗で性格も良いし、勉強なら勉強、音楽なら音楽できないことがなかったという。しかも男女共学の中学校で女子学生が学生会長をするほどリーダーシップも優れていたという。だからどんな親でもそのような子供が誇らしくないだろうか?その社長は「娘のために生きる」と言うほど完全に『娘バカ』になってしまった。

 

しかし、残念ながらその娘は母親と一緒にショッピングに出かけ、デパートが崩壊するとんでもない事故でこの世を去ってしまった。娘の死を聞いた父は天が崩れるようだった。幸い、次男の息子はショッピングに同行せず、生き残ったが、金枝玉葉のように大事にしていた娘の死は耐えられない衝撃だった。

 

結局、社長は悲しみに耐え切れず、廃人のようになってしまった。いつも活気に満ち、エネルギーにあふれていた彼は、生きる意欲を失い、これ以上会社も正常に運営できない状況にまで至ってしまった。自分も知らず自分の人生の主人になってしまった『娘に対する愛着』が彼を喪失感のドロ沼に押し入れたのだ。

 

しかし、肯定的なことを見つけにくい極端な状況でも、私たちは別の選択をすることができる。ヒューレット·パッカード社のグレッグ·マートン副社長も、愛する息子が自動車事故で死亡する心の苦痛を経験した。しかし、彼は息子の死に対する衝撃と悲しみが自分の人生を破壊するように許さなかった。むしろ、この事件を自分の人生を新しくする契機に変えた。

 

彼は息子の死が自分に「最も大きい悲劇であり、恩恵だ」と語る。『当時、私は対話、つまり人々が互いに影響を与え合う方法に対して集中することができました』 彼は深い思索と鋭い洞察で以前には見られなかった人生の違う次元が見られるようになった。悲しみに支配される代わりに、自分を省察してより大きな人生の意味と目標のために生きるようになったのである。

 

マートン副社長は、競争を止めて、人々を先に考えた。そして、自分の悟ったことを組織をリードすることに応用した。彼の新しいビジネス原則は仕事のやり方を変化させ、従業員はお互いに対する信頼を持たせた。マートンと彼のチームが自覚と悟りを得ることで、ヒューレット・パッカードは大きく成長し、事業領域も一つで六つに拡張することができた。

 

グレッグ·マートン副社長は、子どもへの愛着と未練の代わりに、より多くの人々に対する愛とそれを実現する望ましいビジネスを自分の主人に選んだ。そして、その主人が率いて、指示通りに生きることを決心した。そのおかげで彼は新しく選んだ主人が与えるよりもっと大きな喜びとやりがい、豊かな暮らしを享受することができるようになった。

 

なにがあなたのご主人なのか。あなたがそれを認識しようがしなかろうが、すでにあなたの人生を支配している主人がいる。それはあなたが最も大切にして愛することだったり、時には最も恐れて心配することでもある。しかし、それはあなたの選択によっていくらでも変わることができる。

 

なにをあなたの主人とするのか? お金を主人とするなら、お金を得るときは幸せでお金を失えば不幸だろう。同じく名誉が主人とするなら、名誉なことが起こると幸せになり、名誉を失うなら不幸だろう。そして、自分も知らないうちにお金や名誉を失うかもしれないと心配し、不安で恐ろしい気持ちで生きることになるだろう。

 

本当に幸せな人生を送ることを望むならば、現実的な条件にこだわらない『完全な幸せ』を主人にしなければならない。この幸せは、物質のように何を得たり失ったとしても、増えるとか減るとかではない。それは私たちの内面に本来存在する限りない愛と深い喜び、楽しみを享受することだ。これが『本来の私』あるいは『真の私』としての人生である。

 

『行く先々で主人になれ』というのは、自分ではない別のものを主人にせず、この『真の自分』を主人としなさいということだ。『真の私』は目に見える状況に影響されない永遠の幸せだ。だから『真の私』を主人公に仕えた人、言い換えれば、“本当の自分”で生きる人は人生の喜怒哀楽に一喜一憂しない。彼はいつどこで何をしようともいつも自分の内面に存在する幸せだけを感じるからだ。キム・ピルス スピリットコンサルティング(株)代表hifeels@spirit.co.kr

 

 

『スピリチュアルコーチ キム・ピルスの“本当の自分”で生きる』という筆者は?

読者たちに“本当の私”を発見して真の幸せを求めるようにしてくれるコラム『スピリチュアルコーチ キム・ピルスの“本当の私”で生きる』を連載するキム・ピルス(48・写真)スピリット・コンサルティング(株)代表取締役は1994年、ソウル大学宗教学科を卒業して『チャムナコーチングセンター チャムコーチおよびトレーナー(Spiritual Coach&Trainer)』として活動をしている。大企業と機関での講義、報道機関のコーチング コラムニストなどの活動で“真の私”を探すと同時に世の中との疎通を果たす次元の高い幸せの方法を伝えている。著書には、『리셋! 눈부신탄생(살림Biz, 2009)、『명상이경쟁력이다(살림지식총서, 2012)、『행복을부르는마술피리(행복에너지, 2016) などがある。

(翻訳:SAORI記者)

  • 도배방지 이미지

많이 본 기사
모바일 상단 구글 배너