国内現前20余点の古袈裟のうち、全体を刺繍した唯一の袈裟
ソウル市は代表的な織物文化財である『刺繍袈裟』の原型を復元して2022年に公開すると発表した。袈裟は僧侶が儀式の時に長衫(僧衣)の上に着る法衣だ。
朝鮮末期に製作された刺繍袈裟は、現在国内にある20点余りの古袈裟の中でも全体に刺繍が施された唯一の袈裟だ。韓国仏教の刺繍文化を垣間見ることができる重要作品という点が認められて、1979年に宝物654号に指定された。しかし原型の一部が損傷しているため額縁の形態で保管されている。
ソウル市は2022年までに原型を復元して市民に公開する計画だ。
このため刺繍袈裟を所蔵している「ソウル工芸博物館」はこの日、「国立文化財研究所文化財保存科学センター」と織物文化財保存処理と展示広報のための業務協約を交わした。
文化財保存科学センターが基礎調査と研究を経て袈裟を復元すれば、ソウル工芸博物館は保存処理過程と研究成果を公開する特別展と学術大会などを共同開催する予定だ。
ソウル工芸博物館は国内初の工芸専門総合博物館だ。2020年の開館を目標にソウル市が鍾路区(チョンノグ)にある旧 豊文女子高校の敷地に建設中だ。
翻訳:Naoko記者 <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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