司祭・信者たち安全帽を着用し東側の祈祷室で行う
フランス政府、溶けて流れた300tの鉛汚染の可能性に格別の注意要請
大規模火災で尖塔と屋根が崩れ落ちたフランスのパリ、ノートルダム大聖堂が二ヶ月ぶりにミサを開く。崩壊の危険が残っている状況だということで大聖堂側は信者と司祭に安全帽を着用させてミサを進めるという計画だ。
10日(現地時間)日刊ル・フィガロによれば、ノートルダム大聖堂の主任神父であるパトリック・ショーベ・モンシニョールは土曜日の15日または、日曜日の16日に火災事故以来初めてのノートルダム聖堂のミサを執り行う予定だ。
正確なミサの日時は近いうちにパリ大教区側が確定して発表することになった。ミサが一時的に開かれるのか定期的に行うのかはまだ知らされていない。
ノートルダム大聖堂は4月15日、屋根側から発生した火災で尖塔が崩壊して、屋根の大部分が崩れ落ちる大きな被害をこうむり復旧工事が進行中だ。今回のミサはノートルダム大聖堂で火災被害を受けなかった東側の祈祷室の一角で開かれる。
この祈祷室はイエスが被ったといわれている茨の冠が保管されている場所で、ミサに参加する信者はもちろん執典する主任神父と司祭も皆、安全帽を着用する予定だ。
またノートルダム大聖堂は、世界各地から来るカトリック信者のために聖堂の前庭に臨時祈祷所をミサが開かれる日共に設置することにした。ただ、本来構想していた木材でできた臨時聖堂ではなく、天幕になった小さな聖所になるという。
ショーベ・モンシニョール神父はこの日、カトリック週刊誌『パミウ・クレティエン』とのインタビューで「聖所に聖母像を設置して巡礼者が聖母様の前で祈れるようにする」といい、司祭も常駐させて聖物販売所も設置すると明らかにした。
だが、聖所設置は少々遅れる可能性もある。大聖堂火災当時、溶けて流れ出た鉛汚染の可能性が依然として残っているので当局の許可が必要なためだ。
火災直後、フランスの環境団体『ロバン・デ・ボア』(Robin des Bois)はノートルダム聖堂の火災で建物の骨組に使われた鉛が300tほど溶けて流されたと推定していた。
フランス政府は火災で鉛成分が大気中に広がり、ホコリのように落ちて積もっていると見て、聖堂周辺の居住者と商人たちに格別の注意を促した。 (翻訳:Naoko記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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