時間を繰り上げたクリスマス前夜のミサも追加防疫策導入時は不確実
時間を繰り上げたクリスマス前夜のミサも追加防疫策の導入時、不確実
ローマ法王は12月16日(現地時間)、オンライン中継された水曜一般謁見訓話で「今年のクリスマスは(ウイルスによる)制限措置と不便さがある」としながらも、むしろこれを通してクリスマスの真の価値と意味を再確認する機会になると期待した。
ローマ法王は聖母マリアと聖ヨセフが経験したクリスマスに触れ、「彼らもどれほど多くの困難と苦悩を抱えていただろうか。しかし信念と希望、そして愛が彼らを導き、支持した」と話した。
続いて「われわれもそうであってほしい。このような困難を通じて消費至上主義が消え、クリスマスの過ごし方がより純粋になるのを、より誠実で本当のクリスマスになることを希望する」と強調した。
これに先立ち、イタリア政府はコロナ19の拡散を防ぐため、クリスマス前後に全国的に夜10時から夜間通行禁止を施行するなど、防疫策を発表している。
このため、ローマ法王がバチカンのサンピエトロ大聖堂で執礼する24日のクリスマス前夜のミサも午後7時30分に例年より2時間繰り上げられた。
ただ、イタリア政府が24日から2週間、全国民の外出・移動を禁止する追加防疫策を議論しており、ミサが正常に行われるかは不確実だ。追加の防疫策が導入されれば、一般信者なしにオンライン中継方式で開催される可能性が高い。
謝恩賛美歌(テデウム)を捧げる送年ミサ(12月31日)や新年ミサ(1月1日)、主の公現大祝日ミサ(1月6日)なども同じ方式に従うものとみられる。
クリスマスの25日正午に予定されているローマ法王の降服メッセージ「ウルビ・エト・オルビ(Urbi et Orbi)」(「ローマと全世界に」という意味のラテン語)はサンピエトロ大聖堂2階中央にある「降服のバルコニー」ではなく、大聖堂内で行われ、オンラインで生中継される。 (翻訳:SAORI記者) <저작권자 ⓒ CRS NEWS 무단전재 및 재배포 금지>
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